シン・レッド・ライン(The Thin Red Line)

これにより20年の沈黙を破ったテレンス・マリックによる異色の戦争映画。第49回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。日本語版DVDも手に入る。

太平洋戦争の激戦地となったガダルカナル島の戦いを舞台に、生死の狭間を生き抜く若き兵士たちの姿を描く。この作品では、マリック映画の特徴であるヴォイス・オーヴァーが多用されており、主人公の独白・内省が映像にかぶせられている。


この映画は一種の戦争体験映画であり、それによってほかのどんな戦争映画とも異なるものとなっている。ひたすら一人称視点で撮られた映像により、観客は本当に戦争へと迷い込んだかのような感覚を覚える。

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